不動産は換金性が低い

不動産投資のリスクの一つに、換金性が低いということがあります。これは、不動産という資産を持っていたとしても、それを売却して資金化したいと思ったとき、すぐに売ることはできないということです。
これが株式投資であれば、出来高がよほど少なくなければ、売りたいと思ったときにはいつでも売ることができるのですから、換金性は非常に高いと言ってよいでしょう。
しかし、不動産売買は1対1の相対取引です。緊急で現金が必要になり、不動産会社に売却を依頼しても、すぐに売れることはありません。それが魅力的な物件であっても、買付を申し込んだ人に融資が下りて、売買契約を結び、それで初めて換金されるのです。
どんなにスピーディに事が運んだとしても1ヶ月程度はかかるでしょうし、それ以上かかることも良くあります。
換金性の低さは、時に不動産投資における大きなリスクとなることもあります。もし、どうしても緊急で現金が必要となったとき、自分の希望する価格で売ることができそうになければ、売り値を大幅に下げて売らなければならないこともあります。
株式投資では、このようなことはありえず、少なくとも市場価格で売れるものです。このことから、換金性の低さは不動産投資特有のリスクだと言えるでしょう。
せっかく苦労して購入し、これまで順調に賃貸経営をしてきたとしても、売り値が安ければ一気に失敗に転じることもあります。
5000万円で購入した物件に年間100万円のキャッシュフローが出ていて、それまでの4年間は順調であったにもかかわらず、売却時に急いで売るために4500万円で売ったならば、4年間の苦労が-100万円の結果となってしまうのです。
ですから、換金性の低さは、不動産投資の無視できないリスクであると言ってよいでしょう。
換金性の低さは大きなリスクではない
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ひとついえるのは、大幅に売り値を下げても売ってしまわなければならないような緊急事態というものは、人生においてそうそう起きるものではないということです。
そのような事態に陥ることなく、それなりに安定した不動産経営を行うというのが、不動産投資の本来の姿です。したがって、そのような事態に陥る可能性があると分かっていながら、不動産投資に手を出すのは間違っています。また、その可能性が低い人が、換金性の低さだけを理由に不動産投資を否定するのも間違っています。
まとめ
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しかし、人生では何が起きるか分からないものです。事前には物件を売ってしまわなければならないようなことは起きないと思っていても、何らかの突発的な事態によって、売らなければならなくなる可能性も、ゼロではありません。
その時、物件の売り値を下げずともスムーズに売れるならば、困った事態には陥りません。ですから、売りに出せばすぐに買い手が付くような優良物件、いわば資産価値が落ちにくい物件をあらかじめ購入しておくことが重要となります。
もちろん、これはほとんど起きる可能性がない緊急事態を想定してそうするという意味ではなく、購入の段階から真剣な態度で、優良物件を購入するようにしていれば、いざ売却の際にもそれほど困ったことにはならないということです。
したがって、
換金性が低いことは不動産投資のリスクではあるものの、それがリスクとして顕在化することはあまり考えられませんし、十分に抑制できるリスクでもあるのです。
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